サミアド（2021年生、母エイシンバンバ）

サミアド（2021年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「イギリスの児童小説に登場する妖精の名前」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のShanghai Bobby（当時11歳）と交配したエイシンバンバが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は栃木県、生産者は恵比寿興業株式会社那須野牧場。主な勝ち鞍は2023年の2歳未勝利(未勝利)。

経歴

デビュー前

竹内正洋厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

9月10日、デビュー戦は菅原明良騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー中山（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に敗れた。

10月8日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦の2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、アイウィルビーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月21日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦の2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原明良騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスピードパンサーに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2024年）

5月12日、約7か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原明良騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい11着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって8着に終わった。

8月24日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は菅原明良騎手（4戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って14着に敗れた。

9月15日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

11月9日、中7週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原明良騎手（6戦1勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のサトノアルペジオに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月24日、中1週で迎えた9戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのアプローズ賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて15着に敗れた。

4歳（2025年）

2月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は菅原明良騎手（7戦2勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

3月15日、中4週で迎えた11戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの伊良湖特別（中京ダート1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。