サンダーブリッツ（2017年生、母スイートフラッグ）

サンダーブリッツ（2017年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「雷+雷(独)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時14歳）と交配したスイートフラッグが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内フジカワ牧場。2020年のユニコーンステークス(G3)で4着に入った他、2022年のオアシスステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

8月11日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は472kg。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

8月31日、中2週で迎えた2戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚色がやや衰え、6着に終わった。

10月26日、中7週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したベイサイドブルーに半馬身届かず2着に敗北した。

11月9日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシゲルミカヅキに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2020年）

1月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの呉竹賞（中山ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4月26日、中9週で迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に敗れた。

5月31日、中4週で迎えた8戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のニーズヘッグをクビ差振り切って勝利をモノにする

6月21日、中2週で迎えた9戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

10月17日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したマックスにハナ差届かず2着に惜敗した。

11月7日、中2週で迎えた11戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のオーバーディリバーに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

4歳（2021年）

1月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、4歳以上3勝クラスのアレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったアメリカンシードに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

2月7日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上3勝クラスの白嶺ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったグローリーグローリに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月15日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの遠州灘ステークス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウドヒョウを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

6月5日、中2週で迎えた15戦目は、アハルテケステークス（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

8月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、ハンデ戦でオープンのBSN賞（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた17戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ラジオ日本賞（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月21日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、福島民友カップ（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

12月28日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた19戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、ベテルギウスステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

5歳（2022年）

3月6日、中9週で迎えた20戦目は、総武ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったバーデンヴァイラーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月23日、中6週で迎えた21戦目は、オアシスステークス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアドマイヤルプスをクビ差振り切って5勝目を獲得した。

5月21日、中3週で迎えた22戦目は、G3の平安ステークス（中京ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

8月27日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、ハンデ戦でオープンのBSN賞（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（4戦2勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

10月10日、中5週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた24戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、グリーンチャンネルカップ（東京ダート1600m 曇/重）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

12月10日、中8週で迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンの師走ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は菅原明良騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

12月28日、中2週で迎えた26戦目は、ベテルギウスステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

6歳（2023年）

3月5日、中9週で迎えた27戦目は、総武ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（5戦2勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

4月22日、中6週で迎えた28戦目は、オアシスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（6戦2勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では見所を作れず8着に敗れた。

6月3日、中5週で迎えた29戦目は、アハルテケステークス（東京ダート1600m 晴/重）に60kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（7戦2勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。