ヘンリー（2020年生、母ピカケレイ）

Henry

2020.03.07

ヘンリー（2020年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より。父名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時17歳）と交配したピカケレイが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は秋田牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利(未勝利)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、秋田牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、サイプレスホールディングスによって1,100万円で落札された。

吉岡辰弥厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

11月19日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は528kg。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったドンアミティエに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3歳（2023年）

4月2日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳戦の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のマンティコアに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

4月22日、中2週で迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの3歳1勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエミサキホコルに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月18日、中7週で迎えた5戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦1勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

9月17日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエンペラーワケアを上がり4位タイの末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

5歳（2025年）

5月25日、約20か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの高瀬川ステークス（京都ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に敗れた。

8月3日、中9週で迎えた8戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの桶狭間ステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい14着に終わった。

10月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、吉村誠之助騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの京都競馬場開設100周年記念（京都ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では速い脚を使えず16着に敗れた。

2025年10月22日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。