カジノシップ（2014年生、母ドラゴンシップ）

カジノシップ（2014年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「カジノ船。父名、母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のカジノドライヴ（当時9歳）と交配したドラゴンシップが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は小泉学。主な勝ち鞍は2019年の葉月特別(一般A2 B1)。

経歴

デビュー前

奥村武厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2017年）

2月18日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は526kg。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に敗れた。

5月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

7月22日、中9週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

8月12日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

8月26日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

10月11日、中6週で迎えた6戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシンボリバトーを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

11月10日、中3週で迎えた7戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八九（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメタルソースを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2018年）

1月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、彼女ボシュー正門前で待ってます（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリテラルフォースに3馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

2月27日、中3週で迎えた9戦目は、一般C1七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るミスユーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月4日、中4週で迎えた10戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒデノエーデルに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

5月15日、中5週で迎えた11戦目は、薫風特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るデンコウイッセンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

7月5日、中6週で迎えた12戦目は、天の川特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（5戦5勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスウィートピカンテに5馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

8月20日、中6週で迎えた13戦目は、秦野たばこ祭記念（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月29日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、やまなみ五湖「津久井湖」賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（6戦6勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

12月21日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた15戦目は、川崎読売会記念 5th（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（7戦6勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のペプチドアルマに2馬身の差をつけて8勝目を獲得した。

5歳（2019年）

1月30日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた16戦目は、猛虎特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（8戦7勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るモンサンアルナイルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

4月1日、中8週で迎えた17戦目は、青龍特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（9戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のファージンゲールに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

5月14日、中5週で迎えた18戦目は、ダイナミックチャレンジ（京成盃グランドマ（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（10戦9勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサダムリスペクトにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月21日、中4週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の青柳特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（11戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

7月31日、中5週で迎えた20戦目は、トゥインクルバースデー賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山崎誠士騎手（12戦9勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた21戦目は、葉月特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で山崎誠士騎手（13戦9勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゼンノウラヌスを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

6歳（2020年）

1月11日、約5か月の休み明けで迎えた22戦目は、ハンデ戦の習志野特別（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で山崎誠士騎手（14戦10勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

3月2日、中6週で迎えた23戦目は、忘れ雪賞（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で山崎誠士騎手（15戦10勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のエラスムスに1馬身半の差をつけて勝利数を12に伸ばす

4月14日、中5週で迎えた24戦目は、スパーキングナイトチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で山崎誠士騎手（16戦11勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

5月12日、中3週で迎えた25戦目は、ダイナミックチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で山崎誠士騎手（17戦11勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

7歳（2021年）

1月1日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた26戦目は、初夢特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で山崎誠士騎手（18戦11勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったシカゴジャズに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

1月29日、中3週で迎えた27戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、初春月特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた28戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、白富士賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた29戦目は、早花咲月特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（19戦11勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

4月2日、中4週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の芝桜特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた31戦目は、桜吹雪特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた32戦目は、端午特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は力尽きて14着に終わった。