シカゴジャズ（2015年生、母ヘニーズソング）

シカゴジャズ（2015年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「１９２０年代後半にシカゴで流行したジャズ」。毛色は鹿毛。種牡馬のハードスパン（当時11歳）と交配したヘニーズソングが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。主な勝ち鞍は2019年のオクトーバースター賞(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

黒岩陽一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

1月21日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は506kg。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

3月17日、中7週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

6月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

8月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

9月22日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

11月28日、中9週で迎えた6戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の藤袴賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた7戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のもみの木賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレッツゴーキティに約12馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2019年）

1月2日、中1週で迎えた8戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、ばんえい十勝からの初夢賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウインスーペリアに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

1月29日、中3週で迎えた9戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、マイスターチャレンジ（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブルベアアオジソに8馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月26日、中3週で迎えた10戦目は、沈丁花特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアルマライルに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月22日、約5か月の休養明けで迎えた11戦目は、7/27ねぶくろシネマ開催記念（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったカガヤキスマイルに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月2日、中1週で迎えた12戦目は、8月18日は愛川町でサンバ!勤労祭カップ（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（2戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のピースフルエンゼルに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月4日、中4週で迎えた13戦目は、幻の八幡平バイオレット発売記念（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るブースターを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

10月23日、中6週で迎えた14戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、オクトーバースター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアラウンに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

11月21日、中3週で迎えた15戦目は、東京から一番近い村清川村記念（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のケンネプチューンをアタマ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

12月17日、中3週で迎えた16戦目は、マジェスティックチャレンジ（川崎ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

5歳（2020年）

1月28日、中5週で迎えた17戦目は、シリウス賞（川崎ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

5月12日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、ダイナミックチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた19戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、手をつなぎたくなる街平塚特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のジョーグランツに2馬身の差をつけて9勝目を収める

7月14日、中4週で迎えた20戦目は、スパーキングサマーチャレンジ（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は町田直希騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた21戦目は、立秋特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月13日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、エスプリシーズ賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（3戦2勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、アギトに交わされて1馬身差の2着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた23戦目は、’20 まがたま賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（4戦2勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

6歳（2021年）

1月1日、中4週で迎えた24戦目は、初夢特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（4戦3勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカジノシップに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

1月26日、中3週で迎えた25戦目は、ベテルギウス特別（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（5戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

3月1日、中4週で迎えた26戦目は、早花咲月特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

4月20日、中6週で迎えた27戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、スパーキングマイラーズチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

10月12日、約6か月の休養明けで迎えた28戦目は、池谷匠翔騎手を鞍上に迎えて、チカバのイナカ、アナタのアナバ愛川町杯（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

11月8日、中3週で迎えた29戦目は、馬産地日高特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

12月13日、中4週で迎えた30戦目は、湯河原梅林「梅の宴」特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（6戦2勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

7歳（2022年）

1月1日、中2週で迎えた31戦目は、初夢特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（7戦2勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

2022年3月10日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。