ティーボール（1996年生、母イブキバレリーナ）

ティーボール（1996年3月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールデンフェザント（当時10歳）と交配したイブキバレリーナが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）北陽ファーム。戦績は、中央平地12戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

5月16日、デビュー戦は内田浩一騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1400m 外回り曇/良）に出走。馬体重は430kg。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた2戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、4着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武英智騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のサイレントクルーズをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

7月4日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（阪神芝1200m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で武英智騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武英智騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のヒシディードに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（2000年）

6月11日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、5歳以上900万下（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武英智騎手（4戦2勝）。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた8戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武英智騎手（5戦2勝）。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた9戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は武英智騎手（6戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武英智騎手（7戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、ゼンノケイマに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

8月26日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武英智騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のマルダムールを3/4馬身振り切って3勝目を手にした。