ツジモンテカルロ（1994年生、母ナイスコウジン）

ツジモンテカルロ（1994年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のエブロス（当時8歳）と交配したナイスコウジンが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）富田牧場。戦績は、中央平地24戦1勝2着1回、地方3戦3勝。主な勝ち鞍は1998年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

福島信晴厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

4月26日、デビュー戦は原田聖二騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

5月19日、連闘で迎えた3戦目は、3歳戦の若鮎賞ロ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で原田聖二騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のマルカロイヤルに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月15日、中3週で迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の木古内特別（函館ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

11月1日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は原田聖二騎手（3戦1勝）。18頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、フィールドアスカに交わされて3馬身半差の2着となった。

12月1日、中1週で迎えた7戦目は、名古屋チャレンジカップヴァルカン賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で原田聖二騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のティエッチゴールドに1馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

4歳（1998年）

1月17日、中6週で迎えた8戦目は、5歳以上900万下の八坂特別（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で原田聖二騎手（6戦2勝）。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で原田聖二騎手（7戦2勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で原田聖二騎手（8戦2勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

6月28日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で原田聖二騎手（9戦2勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のクリエイターキングをクビ差振り切って久々の一戦を物にした。

7月18日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の神鍋特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で原田聖二騎手（10戦3勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

9月15日、中7週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた13戦目は、MRO金賞（金沢ダート2100m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で原田聖二騎手（11戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のノーザンウェーに2馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

10月17日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上1600万下の赤富士ステークス（東京ダート2100m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は10戦連続で原田聖二騎手（12戦4勝）。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

11月14日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の大原ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で原田聖二騎手（13戦4勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

12月20日、中4週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の元町ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で原田聖二騎手（14戦4勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

12月27日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上1600万下のサンタクロースステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で原田聖二騎手（15戦4勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

5歳（1999年）

1月5日、連闘で迎えた18戦目は、5歳以上1600万下の門松ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で原田聖二騎手（16戦4勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

2月13日、中5週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で原田聖二騎手（17戦4勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

3月14日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、5歳以上1600万下の鳴門ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で原田聖二騎手（18戦4勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた21戦目は、竹秋ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で原田聖二騎手（19戦4勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

10月9日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた22戦目は、4歳以上1600万下の京洛ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で原田聖二騎手（20戦4勝）。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた23戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の赤富士ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の大原ステークス（京都ダート1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は原田聖二騎手（21戦4勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上1600万下の花園ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（22戦4勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

12月26日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、4歳以上1600万下のサンタクロースステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で原田聖二騎手（23戦4勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

6歳（2000年）

1月8日、中1週で迎えた27戦目は、5歳以上1600万下の雅ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で原田聖二騎手（24戦4勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。