ティエッチゴールド（1994年生、母Clever Power）
T.H.Gold
1994.04.21
ティエッチゴールド（1994年4月21日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のSlew o' Gold（当時14歳）と交配したClever Powerが10歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地23戦0勝2着2回、地方20戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は1998年の名古屋チャレンジカップ ディアナ賞(A)。
経歴
デビュー前
清水出美厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（1997年）
1月26日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1800m 外回り 曇/良）に出走。馬体重は538kg。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、トキオワイルドに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。
2月9日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳新馬（京都芝2200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。
2月23日、中1週で迎えた3戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。
9月7日、約6か月半の休養明けで迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。
9月20日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、ゴールデンファストに交わされて2馬身差の2着に敗北した。
10月19日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。
11月10日、中2週で迎えた7戦目は、カエデ賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤哲三騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のテンノカゼに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
12月1日、中2週で迎えた8戦目は、名古屋チャレンジカップ ヴァルカン賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤哲三騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったツジモンテカルロから1馬身半差の2着に敗北した。
12月14日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。
4歳（1998年）
1月6日、中2週で迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。
1月24日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（6戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。
2月19日、中3週で迎えた12戦目は、名古屋チャレンジカップ ディアナ賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のスペクタクルロマンに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。
3月22日、中3週で迎えた13戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の伊丹特別（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。
4月19日、中3週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の御影特別（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって11着に終わった。
6月21日、中8週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた15戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。
7月18日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた16戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の氷ノ山特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。
8月1日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の天保山特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。
5歳（1999年）
1月18日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた18戦目は、名古屋チャレンジカップ ヴェスタ「B」賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（7戦1勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。11着に終わった。
2月10日、中2週で迎えた19戦目は、初花月特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（8戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて9着に敗れた。
7月31日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた20戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の出雲崎特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。
8月17日、中1週で迎えた21戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、白百合賞（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。
9月18日、中4週で迎えた22戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。
10月3日、中1週で迎えた23戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の伏拝特別（福島ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。
10月14日、中1週で迎えた24戦目は、白菊特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。
6歳（2000年）
5月13日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた25戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島ダート1000m 雨/不良）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。
5月29日、中1週で迎えた26戦目は、桂浜盃（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。
6月27日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた27戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップ ジュピター賞（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったカネミスキャンから1馬身半差の2着となった。
7月8日、中1週で迎えた28戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。
7月26日、中2週で迎えた29戦目は、久保田英敬騎手を鞍上に迎えて、蘇水峡特別（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。
9月16日、中6週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。
10月1日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下の伏拝特別（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。
10月15日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。
10月28日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（4戦0勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に終わった。
11月8日、中1週で迎えた34戦目は、川本裕達騎手を鞍上に迎えて、柏崎特別（新潟(地)ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。4着を確保した。
12月31日、中7週で迎えた35戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般B1（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。
7歳（2001年）
1月9日、連闘で迎えた36戦目は、一般B1（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のタツマキに1馬身半の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。
9月16日、約8か月半の休養明けで迎えた37戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。12着に敗れた。
9月29日、中1週で迎えた38戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のロックレンボーに5馬身の差をつけて優勝
10月13日、中1週で迎えた39戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で菅原勲騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のブラッシーに3/4馬身の差をつけて5勝目を奪取した。
10月28日、中1週で迎えた40戦目は、一般C1（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原勲騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。12着に敗れた。
11月25日、中3週で迎えた41戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、一般C1（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。
12月9日、中1週で迎えた42戦目は、一般C1（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のグリーンエブロスをアタマ差制して6勝目をつかんだ。
8歳（2002年）
4月7日、約4か月の休養明けで迎えた43戦目は、一般B1（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（7戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。10着に敗れた。