タイセイプロスパー（2014年生、母タイセイプロバブル）

タイセイプロスパー（2014年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋繁栄する」。毛色は栗毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時17歳）と交配したタイセイプロバブルが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は谷川牧場。2016年のジュニアグランプリ(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2016年）

4月20日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスーパーフレッシュチャレンジ競走（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、バンドオンザランに3/4馬身交わされて2着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のルックフォワードを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

6月30日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月4日、中4週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞のブリーダーズゴールドジュニアカップ（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（3戦1勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に終わった。

9月18日、中3週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞のジュニアグランプリ（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったダズンフラワーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

3歳（2017年）

4月8日、約6か月半の休み明けで迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。17頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた9戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

8月27日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

10月14日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の稲光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で5番ゲートからスタート。11着に終わった。

11月11日、中3週で迎えた12戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

12月17日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

4歳（2018年）

1月24日、中4週で迎えた14戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、一般B5（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

5月31日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、一般B6（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったサンマルガイアに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6月13日、中1週で迎えた16戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサイレンスミラーにアタマ差届かず2着に甘んじた。

6月27日、中1週で迎えた17戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で筒井勇介騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた18戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で筒井勇介騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセイソに5馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

9月5日、中7週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた19戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、白露特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた20戦目は、一般A5 B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた21戦目は、奥飛騨賞（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で森島貴之騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた22戦目は、洋菊賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた23戦目は、一般A5 B3（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は森島貴之騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた24戦目は、一般B3（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（4戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

12月26日、中4週で迎えた25戦目は、一般A5 B3（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森島貴之騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って9着に終わった。

5歳（2019年）

1月8日、中1週で迎えた26戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森島貴之騎手（6戦0勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

9月13日、約8か月半の休み明けで迎えた27戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた28戦目は、一般C5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた29戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、中京競馬場でらうまっ!手羽先（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のショウザドリームに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

10月25日、中1週で迎えた30戦目は、大菊特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

11月22日、中3週で迎えた31戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のココロノママニに4馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

12月31日、中5週で迎えた32戦目は、年末特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

6歳（2020年）

1月10日、中0週で迎えた33戦目は、真冬日賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイウェイカイを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って5勝目を獲得した。

3月4日、中7週で迎えた34戦目は、春蘭賞（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は森島貴之騎手（7戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

2020年5月28日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。