ブランネージュ（2011年生、母シナノネージュ）

ブランネージュ（2011年1月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「白くきらめく雪（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時12歳）と交配したシナノネージュが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。戦績は、中央平地21戦3勝2着3回。2014年のフローラステークス(牝G2)で2着に入った他、2014年の秋華賞(牝G1)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額1,400万円（35万×40口）で一口馬主が募集された。

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

6月29日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

7月20日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月19日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったセレナビアンカに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月3日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたベラフォレスタ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

11月17日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（3戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

3歳（2014年）

2月15日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 外回り曇/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のスナッチマインドに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月8日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G3のチューリップ賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は藤岡康太騎手（4戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のタガノスカイに1馬身1/4の差をつけて制した。

4月27日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（2戦2勝）。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで敢闘したが、伸びてきたサングレアル決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

5月25日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（3戦2勝）。18頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月21日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、牝馬限定3歳G2のローズステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（4戦2勝）。17頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入った。

10月19日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で秋山真一郎騎手（5戦2勝）。17頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

11月16日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で秋山真一郎騎手（6戦2勝）。18頭立ての15番人気で17番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

4歳（2015年）

3月15日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

4月25日、中5週で迎えた15戦目は、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

6月21日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北斗特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（6戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のかもめ島特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（7戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアカネイロを半馬身振り切って3勝目をつかんだ。

8月2日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定G3のクイーンステークス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

8月29日、中3週で迎えた19戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2015ワールドオールスタージョッキーズ第2戦（札幌芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

5歳（2016年）

3月13日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上1600万下のうずしおステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

4月30日、中6週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の下鴨ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（7戦2勝）。17頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く17着に敗れた。