フィオラディーチェ（2019年生、母アーヴェイ）

フィオラディーチェ（2019年2月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「イタリア語の、花(fiore)と根(radice)の組み合わせ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジャスタウェイ（当時10歳）と交配したアーヴェイが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2022年の一般C24。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、TSホールディングスによって2,090万円で落札された。

須貝尚介厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

2月6日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は垂れてしまい15着に敗れた。

11月29日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた2戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、一般C29（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず3着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた3戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のルクスアモールに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2023年）

1月11日、中3週で迎えた4戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、松竹梅特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた5戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた6戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったメイショウトワニに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

2月21日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（4戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったハーランズセンスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月8日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg戻して迎えた8戦目は、一般C14（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺竜也騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして抜け出し、最後は2着のワイエスクラーケンに4馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

6月22日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた9戦目は、小梅特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺竜也騎手（6戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、ゴールドタイタンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7月7日、中1週で迎えた10戦目は、3回目は笠松で!一瀬恵菜生誕祭（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺竜也騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、マッチャンチャンプに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月21日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、7月23日、萌華の誕生日記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で渡辺竜也騎手（8戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のカズノザンゲツをアタマ差振り切ってファンの高評価に応えた。