レッドシリウス（2017年生、母ミサ）

Red Sirius

2017.06.15

レッドシリウス（2017年6月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「赤いシリウス(おおいぬ座のα星)」。毛色は青鹿毛。種牡馬のグロリアスノア（当時11歳）と交配したミサが17歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は辻 牧場。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上C1一。

経歴

デビュー前

千田輝彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

1月5日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り 曇/良）に出走。馬体重は514kg。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

2月22日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

3月7日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

6月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

8月2日、中2週で迎えた6戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

8月15日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、勝ったニンギルスにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

9月5日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるように急駛したが、勝ったアルヴェントに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月7日、中4週で迎えた9戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、ワンダーアマルフィにハナ差交わされて2着に甘んじた。

10月30日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のナリタリュウに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月26日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったシュジンコウに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月22日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のように急駛したが、リュヌドミエルに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2021年）

1月13日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアルマドールを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

2月4日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C1一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のフミタツティンクルをクビ差振り切って順当に勝利した。

2月25日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上B2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた16戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したマイネルシスネロスにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月4日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松若風馬騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（4戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

11月6日、中6週で迎えた19戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って6着に敗れた。

12月15日、中5週で迎えた20戦目は、冬萌特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、伸びてきたダイヤレイジング決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

5歳（2022年）

3月27日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて7着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（5戦0勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた23戦目は、鷲頭虎太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったクリノクラールにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

5月28日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鷲頭虎太騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したスズカルビコンにクビ差届かず2着に惜敗した。

7月30日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（6戦0勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

デビュー前

千田輝彦厩舎（栗東）へ入厩。

10月22日、デビュー戦は鷲頭虎太騎手を鞍上に据えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。馬体重は548kg。9頭立ての7番ゲートからスタート。競走除外となった。

6歳（2023年）

4月23日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から30kg戻して迎えた26戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

8月5日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg絞って迎えた27戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

9月24日、中6週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた28戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

2020年9月11日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。