コスモストーム（1999年生、母ツジノフレーム）

コスモストーム（1999年6月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のケントニーオー（当時9歳）と交配したツジノフレームが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は小池博幸。戦績は、中央平地15戦1勝2着2回、中央障害7戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は2002年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小池牧場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、ビッグレッドファームによって357万円で落札された。

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

6月24日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

7月1日、連闘で迎えた2戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/重）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

9月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

9月22日、連闘で迎えた4戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったサムライワールドに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

10月27日、中2週で迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月11日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/不良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた8戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

3歳（2002年）

1月19日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したダイシンボックスを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

2月2日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる形となり、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフォーバイフォーに約12馬身の大差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月10日、中4週で迎えた12戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた13戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた14戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

9月15日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

12月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに20kg増やして迎えた16戦目は、鈴木寿騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 小雨）に出走。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。9着に終わった。

4歳（2003年）

1月6日、中3週で迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木寿騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったブランディスから1馬身半差の2着となった。

2月9日、中4週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木寿騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた19戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は鈴木寿騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったメジロオーモンドからクビ差の2着に惜敗した。

7月19日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木寿騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月13日、中7週で迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木寿騎手（5戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。4着に終わった。