ゴールデンスパナ（1985年生、母ミハルコートー）

ゴールデンスパナ（1985年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のランズダーン（当時5歳）と交配したミハルコートーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は伊藤牧場。戦績は、中央平地25戦2勝。1988年の若葉賞(オープン)で3着に入った他、1987年の芙蓉特別(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐々木猛厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

9月12日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。馬体重は450kg。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のフジナデシコに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月3日、中2週で迎えた2戦目は、2歳オープンの芙蓉特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入り込んだ。

10月31日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのいちょう特別（東京芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた4戦目は、3歳400万下の3歳抽せん馬特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた5戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、3歳400万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた6戦目は、3歳400万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は柴田善臣騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

3歳（1988年）

1月9日、中2週で迎えた7戦目は、4歳400万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（5戦1勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず3着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた8戦目は、4歳400万下の白梅賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（6戦1勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた9戦目は、4歳400万下（東京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（7戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

3月12日、中3週で迎えた10戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下の4歳抽せん馬特別（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るジャックオーカンを目の覚めるような末脚でハナ差だけ差し切って優勝

4月2日、中2週で迎えた11戦目は、3歳オープンの若葉賞（東京芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

4歳（1989年）

1月20日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（8戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた14戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1800m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（3戦1勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の千葉日報杯（中山芝2200m 外回り晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（9戦1勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり5着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（10戦1勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

12月2日、約7か月の休み明けで迎えた19戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（5戦1勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（6戦1勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

5歳（1990年）

1月5日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（7戦1勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

2月11日、中4週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（8戦1勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（9戦1勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

4月22日、中7週で迎えた24戦目は、5歳以上500万下（東京芝2200m 小雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で大塚栄三郎騎手（10戦1勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

5月19日、中3週で迎えた25戦目は、5歳以上500万下（東京芝2300m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で大塚栄三郎騎手（11戦1勝）。18頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。