ショウナングレイス（1989年生、母ヤセイコーソ）

ショウナングレイス（1989年3月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラツキーソブリン（当時15歳）と交配したヤセイコーソが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）大柳ファーム。戦績は、中央平地10戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1992年のわらび賞(500万下)。

経歴

デビュー前

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

4月25日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は450kg。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のサキノサラストに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月16日、中2週で迎えた2戦目は、4歳500万下のわらび賞（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のオースミゴールドをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

8月23日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の漁火特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

9月12日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の八雲特別（函館芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

10月4日、中2週で迎えた5戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のクイーンステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

11月7日、中4週で迎えた6戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の立冬特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったシンボリフォルテにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

12月5日、中3週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の初霜特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本広喜騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、5着を確保した。

4歳（1993年）

1月24日、中4週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の若潮賞（中山芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で橋本広喜騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

5月2日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で橋本広喜騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、息の入らないペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。