リネンステージ（2000年生、母スエヒロオーカン）

リネンステージ（2000年4月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「理念（冠名）＋舞台」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時11歳）と交配したスエヒロオーカンが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はマル良牧場。戦績は、中央平地11戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の白鳥大橋特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、マル良牧場から「2001年度北海道8月市場サラブレッド1歳、2001年度北海道9月市場サラブレッド1歳」及び「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

佐藤征助厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

12月1日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は506kg。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入った。

12月7日、連闘で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したケイアイグレードを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

12月22日、中1週で迎えた3戦目は、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、かなりのハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のセイウントライに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2004年）

2月28日、約14か月半の休養明けで馬体重を前走から36kg増やして迎えた4戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

4月3日、中4週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で南田雅昭騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のアルファキャスパーに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月17日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で南田雅昭騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で南田雅昭騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るハナマルを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて優勝

11月20日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で南田雅昭騎手（4戦2勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

5歳（2005年）

7月24日、約8か月の休み明けで迎えた9戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の七重浜特別（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

8月21日、中3週で迎えた10戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の白鳥大橋特別（札幌ダート1000m 雨/重）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るプリティメーカーを半馬身差し切って雨下の一戦を制した。

6歳（2006年）

3月26日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は南田雅昭騎手（5戦2勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。