ケイアイデイジー（2007年生、母ケイアイギャラリー）

ケイアイデイジー（2007年4月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ひなぎく」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時9歳）と交配したケイアイギャラリーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は松田一夫。戦績は、中央平地16戦3勝2着2回。2010年の葵ステークス(オープン)に勝利した他、2011年の淀短距離ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

7月19日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は506kg。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では別次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアイキボウユウキに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月8日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

11月14日、連闘で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた4戦目は、2歳500万下のポインセチア賞（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい10着に敗れた。

3歳（2010年）

1月30日、中7週で迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったペガサスヒルズにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

2月20日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のタガノディーバを半馬身振り切って2勝目をマークした。

3月14日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

4月3日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露し、5着に入り込んだ。

4月25日、中2週で迎えた9戦目は、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（4戦1勝）。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、逃げるエーシンダックマンに半馬身届かず2着となった。

5月15日、中2週で迎えた10戦目は、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で幸英明騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のカレンチャンをクビ差振り切って3勝目をマークした。

8月28日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、朱鷺ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

12月26日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの2010アンコールステークス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

4歳（2011年）

1月10日、中1週で迎えた13戦目は、淀短距離ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（6戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた14戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく12着に終わった。

2月27日、中3週で迎えた15戦目は、G3の阪急杯（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（7戦2勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

9月4日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた16戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。