スズカキンシャサ（2018年生、母マルクプレンヌ）

経歴

デビュー前

1歳のとき、ユートピア牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、永井啓弍によって1,058.4万円で落札された。

2歳（2020年）

10月17日、デビュー戦は小崎綾也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 雨/重）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたマヤローザ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

11月22日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小崎綾也騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小崎綾也騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったアレナマエストロにねじ伏せられてアタマ差の2着に甘んじた。

12月20日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小崎綾也騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

3歳（2021年）

4月4日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで崩れずに走り抜いたが、チェックメイトにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月24日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るザントを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月22日、中3週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラス（中京ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったクインズレモンに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2022年）

2月20日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘志でジリジリと辛抱強く粘り込んで、最後は2着のサウンドプリズムを3/4馬身振り切ってファンの支持に応えた。

3月6日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不撓のスロトングスピリットで渋太く粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のロコポルティをクビ差振り切って3勝目をマークした。

5月1日、中7週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの陽春ステークス（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手（2戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた12戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの八海山ステークス（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

9月11日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの浜松ステークス（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

2023年6月14日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。