クインズレモン（2018年生、母カーディナルコーヴ）

クインズレモン（2018年5月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+ハーブの名前」。毛色は栗毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時15歳）と交配したカーディナルコーヴが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高昭牧場。戦績は、中央平地1戦0勝。主な勝ち鞍は2021年の3歳1勝クラス。

経歴

デビュー前

新谷功一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

9月26日、デビュー戦は藤懸貴志騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は492kg。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

3歳（2021年）

1月10日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のゴールデンプルーフに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

1月30日、中2週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳1勝クラス（中京ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

3月6日、中4週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したミスズグランドオーにクビ差届かず2着に惜敗した。

3月28日、中2週で迎えた5戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

5月22日、中7週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（中京ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のスズカキンシャサに3馬身半の差をつけて優勝

8月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスの高田城特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（3戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

12月19日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの高砂特別（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（4戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に敗れた。

4歳（2022年）

2月5日、中6週で迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松山弘平騎手（5戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では不屈の闘魂で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のジューンステータスを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

2月27日、中2週で迎えた10戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見所を作れず14着に終わった。

10月30日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上3勝クラスの秋嶺ステークス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（6戦3勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

5歳（2023年）

1月5日、中9週で迎えた12戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの門松ステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ最後はグットディールと並んで6着同着となった。

2月18日、中5週で迎えた13戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの播磨ステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい11着に終わった。

4月9日、中6週で迎えた14戦目は、4歳以上3勝クラスのやまびこステークス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

7月16日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの会津ステークス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に敗れた。

11月4日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、3歳以上3勝クラスのフルーツラインカップ（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

2023年11月8日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。