グットディール（2019年生、母マリアヴァレリア）

グットディール（2019年4月4日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「良い取引」。毛色は鹿毛。種牡馬のビッグアーサー（当時8歳）と交配したマリアヴァレリアが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2022年の昇竜ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、安原浩司によって5,076万円で落札された。

須貝尚介厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

6月13日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

11月14日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のパーティーベルに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月19日、中4週で迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスの寒椿賞（中京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のモナルヒを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

3歳（2022年）

2月20日、中8週で迎えた4戦目は、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上はC.ルメール騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた5戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

5月1日、中6週で迎えた6戦目は、3歳オープンの端午ステークス（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた7戦目は、3歳オープンの青竜ステークス（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（3戦1勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

7月24日、中9週で迎えた8戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの岩国特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したレガーメペスカに3/4馬身届かず2着に敗北した。

8月6日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダノンハイファイブに4馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

10月9日、中8週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの神無月ステークス（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

12月18日、中9週で迎えた11戦目は、3歳以上3勝クラスの御影ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したディアノイアに3/4馬身届かず2着に敗北した。

4歳（2023年）

1月5日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上3勝クラスの門松ステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川田将雅騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり最後はクインズレモンと並んで6着同着となった。

1月14日、連闘で迎えた13戦目は、D.イーガン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの遠江ステークス（中京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

4月23日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの鎌倉ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に敗れた。

9月3日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの宮崎ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

10月22日、中6週で迎えた16戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの桂川ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた17戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのフルーツラインカップ（福島ダート1150m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

12月24日、中6週で迎えた18戦目は、H.H.ドイル騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの2023フェアウェルステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したメズメライザーにクビ差届かず2着となった。

5歳（2024年）

1月13日、中2週で迎えた19戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの初春ステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

3月31日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの陽春ステークス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず11着に敗れた。