クラトリヴィーナス（2018年生、母サキノザザ）

クラトリヴィーナス（2018年3月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ローマ神話の美の女神」。毛色は栗毛。種牡馬のスクワートルスクワート（当時20歳）と交配したサキノザザが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は徳重正幸。主な勝ち鞍は2020年のひまわり賞チャレンジトロフィー。

経歴

デビュー前

1歳のとき、徳重正幸から「九州1歳市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

石川浩文厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（2020年）

7月18日、デビュー戦は石川慎将騎手を鞍上に据えて、2歳戦の（イ）（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。馬体重は435kg。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のひまわり賞チャレンジトロフィー（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のハナハナホワイトに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

8月29日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（2戦1勝）。17頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず17着に終わった。

12月20日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から9kg戻して迎えた4戦目は、2歳戦のチャレンジトロフィー（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川慎将騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

3歳（2021年）

1月5日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦のニュースター特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石川慎将騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

1月26日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、金山昇馬騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のノカイドウ特別（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた7戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい7着に終わった。

2月25日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた8戦目は、3歳戦の宮崎県馬事畜産振興杯（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

10月16日、約8か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上C2 26（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

10月30日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上C2 25（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。