スピードタリテー（1986年生、母ロイヤルマムード）

スピードタリテー（1986年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホスピタリティ（当時7歳）と交配したロイヤルマムードが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は乾皆雄。戦績は、中央平地13戦2勝2着1回、地方19戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1989年の4歳400万下。

経歴

デビュー前

見上恒芳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

11月6日、デビュー戦は柴田弘之騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

11月26日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田弘之騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタカネオーカンを鬼脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月17日、中2週で迎えた3戦目は、3歳400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田弘之騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

3歳（1989年）

1月29日、中5週で迎えた4戦目は、4歳400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田弘之騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったレインボーアンバーに詰め切れず、約10馬身差の2着に敗北した。

3月5日、中4週で迎えた5戦目は、4歳400万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田弘之騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

3月25日、中2週で迎えた6戦目は、4歳400万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で柴田弘之騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月23日、中3週で迎えた7戦目は、塚越一弘騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のゆきつばき賞（新潟芝2000m 外回り小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた8戦目は、4歳400万下のこけもも賞（新潟芝2200m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚越一弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

6月3日、中3週で迎えた9戦目は、小迫次男騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアンバテーストをアタマ差振り切って優勝

6月25日、中2週で迎えた10戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、4歳900万下のゆうすげステークス（中京芝1200m 晴/重）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳900万下のやまゆりステークス（中京芝1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は小迫次男騎手（1戦1勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

4歳（1990年）

3月10日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた13戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず12着に終わった。

6月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、パール特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のリトルタイセンに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月22日、中4週で迎えた15戦目は、佐々木竹見騎手を鞍上に迎えて、ふみづき特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったツキノホウセンからアタマ差の2着に甘んじた。

8月5日、中1週で迎えた16戦目は、夏祭り特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木竹見騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のストラダボーイに半馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月14日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、久保秀男騎手を鞍上に迎えて、一般B2二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月7日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた18戦目は、師走特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保秀男騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。11着に敗れた。

12月28日、中2週で迎えた19戦目は、一般B2三 B3三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保秀男騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5歳（1991年）

1月7日、中0週で迎えた20戦目は、寿特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で久保秀男騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月12日、中8週で迎えた21戦目は、麗春特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は森下博騎手（1戦1勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

4月15日、中4週で迎えた22戦目は、横浜ベイブリツジ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は久保秀男騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月24日、連闘で迎えた23戦目は、フェニックス特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は森下博騎手（2戦1勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったマツハジユエルから1馬身差の2着となった。

5月10日、中1週で迎えた24戦目は、本間光雄騎手を鞍上に迎えて、メイハンデ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた25戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、エメラルド特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のワイエムフブキに1馬身半の差をつけて5勝目を手にした。

6月12日、中2週で迎えた26戦目は、エメラルドカップ（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた27戦目は、水無月特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた28戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、ルビー特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月7日、中3週で迎えた29戦目は、ムーンライトハンデ特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた30戦目は、葉月特別（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月23日、中3週で迎えた31戦目は、長月特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は森下博騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

6歳（1992年）

6月8日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた32戦目は、ローズマリー特別（船橋ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（3戦1勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。