チョウカイオバコ（1990年生、母ウラカワクォリティ）

チョウカイオバコ（1990年3月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時18歳）と交配したウラカワクォリティが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）谷川牧場。戦績は、中央平地11戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1993年の原町特別(500万下)。

経歴

デビュー前

仲住芳雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

6月20日、デビュー戦は藤原英幸騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

7月17日、中3週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

7月31日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟ダート1700m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で藤原英幸騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったヤマノバルーンを半馬身捉え切れず2着となった。

8月21日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原英幸騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオギレジェンドに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月12日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の富里特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤原英幸騎手（4戦1勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したノーブルメロディーを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

9月26日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、4歳以上500万下の印旛沼特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤原英幸騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

11月7日、中5週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、4歳以上500万下の原町特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤原英幸騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るユーワビジョンを別次元の末脚で3/4馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

5歳（1995年）

1月15日、約14か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で藤原英幸騎手（7戦2勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

1月29日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で藤原英幸騎手（8戦2勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい11着に敗れた。

3月18日、中6週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で藤原英幸騎手（9戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のヒロジュラーレに1馬身1/4の差をつけて久々に勝利を挙げた。

4月9日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で藤原英幸騎手（10戦3勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。