タイガーチャージ（2020年生、母ヒカリヴィグラス）

タイガーチャージ（2020年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「虎+攻撃」。毛色は鹿毛。種牡馬のミッキーロケット（当時7歳）と交配したヒカリヴィグラスが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はヒカル牧場。2022年のターフチャレンジに勝利した他、2022年のターフチャレンジ1を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ヒカル牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、定蛇邦宏によって1,320万円で落札された。

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2022年）

5月31日、デビュー戦は落合玄太騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1700m 雨/重）に出走。馬体重は470kg。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したグロリアヴェルデに半馬身届かず2着に敗北した。

6月16日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカスミノモリを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月13日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのターフチャレンジ1（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のフォーカスオンミーを半馬身振り切って制した。

8月13日、中3週で迎えた4戦目は、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で落合玄太騎手（3戦2勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

2022年8月16日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月22日、中5週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で落合玄太騎手（4戦2勝）。7頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバタバタになってしまい4着に敗れた。

11月3日、中5週で迎えた6戦目は、2歳Jpn3のJBC2歳優駿（門別ダート1800m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で落合玄太騎手（5戦2勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

12月30日、中7週で迎えた7戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の白鳥特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のサベージをアタマ差振り切って3勝目を手にした。

3歳（2023年）

2月23日、中7週で迎えた8戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳S3の雲取賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

3月29日、中4週で迎えた9戦目は、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦1勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

5月10日、中5週で迎えた10戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず10着に敗れた。

6月18日、中5週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の高知優駿（高知ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

8月16日、中7週で迎えた12戦目は、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

9月14日、中3週で迎えた13戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、3歳S1の戸塚記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月1日、中1週で迎えた14戦目は、3歳M1のダービーグランプリ（盛岡ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

4歳（2024年）

2月16日、約4か月半の休み明けで迎えた15戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、如月賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた16戦目は、アンタレス特別（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は達城龍次騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた17戦目は、萌黄賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた18戦目は、エイプリル賞（大井ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4月29日、中1週で迎えた19戦目は、アイオライト2200（船橋ダート2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で達城龍次騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月7日、中5週で迎えた20戦目は、スポーツ報知賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で達城龍次騎手（6戦0勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るラストストーリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

7月8日、中3週で迎えた21戦目は、ルビー賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で達城龍次騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた22戦目は、東京記念トライアル（大井ダート2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で達城龍次騎手（8戦1勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、ナッジに交わされて2馬身差の2着となった。

12月5日、約4か月の休養明けで迎えた23戦目は、ブルージルコン賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で達城龍次騎手（9戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた24戦目は、金盃トライアル（大井ダート2600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で達城龍次騎手（10戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

5歳（2025年）

1月29日、中4週で迎えた25戦目は、金盃（大井ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で達城龍次騎手（11戦1勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

3月14日、中5週で迎えた26戦目は、ブリリアントカップトライアル（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で達城龍次騎手（12戦1勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

4月18日、中4週で迎えた27戦目は、エイプリル賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で達城龍次騎手（13戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

7月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた28戦目は、吉井章騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた29戦目は、東京記念トライアル（大井ダート2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉井章騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、3着を確保した。

10月5日、中6週で迎えた30戦目は、相馬野馬追賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井章騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた31戦目は、オクトーバー賞（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、非常に緩いペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエクセスリターンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月12日、中2週で迎えた32戦目は、ノベンバー賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。