フォーカスオンミー（2020年生、母コマノサラサ）

フォーカスオンミー（2020年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「私を視て」。毛色は鹿毛。種牡馬のサトノダイヤモンド（当時7歳）と交配したコマノサラサが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は新井牧場。2022年のターフチャレンジで2着に入った他、2022年のターフチャレンジ1で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2022年）

6月22日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアンディジェンに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月13日、中2週で迎えた2戦目は、2歳オープンのターフチャレンジ1（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったタイガーチャージにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

8月13日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

2022年8月16日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

8月24日、中1週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞のサッポロクラシックカップ（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

9月27日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクンツァイト特別（門別ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンの新冠産米「判官伝説」特別（門別ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた7戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ10（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（4戦1勝）。6頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

3歳（2023年）

1月27日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の301.5万円以下（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

2月23日、中3週で迎えた9戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の301.5万円以下（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き12着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた10戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の304.5万円以下（大井ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた11戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の316.5万円以下（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

4月20日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の316.5万円以下（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤田凌騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた13戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のカーネーション特別（高知ダート1600m 雨/重）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた14戦目は、阿部基嗣騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

7月17日、中6週で迎えた15戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた16戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のファイナルレース（高知ダート800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したクラウンリングにクビ差届かず2着に惜敗した。

8月20日、中2週で迎えた17戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3-10（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は郷間勇太騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた19戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で郷間勇太騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく12着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた20戦目は、長尾翼玖騎手を鞍上に迎えて、シオン特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は郷間勇太騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた22戦目は、みっちゃんガンバ特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は長尾翼玖騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた23戦目は、やまぐち和牛燦特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は阿部基嗣騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた24戦目は、矢野貴史勇退記念特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部基嗣騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた25戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部基嗣騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

デビュー前

西山裕貴厩舎（高知）へ入厩。

12月31日、デビュー戦は阿部基嗣騎手を鞍上に据えて、一般C3-10（高知ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての3番ゲートからスタート。出走取消となった。

4歳（2024年）

1月9日、中2週で迎えた26戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部基嗣騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた27戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったアードラーに詰め切れず、約13馬身差の2着となった。

2月6日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は阿部基嗣騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた29戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったシークレットグロウに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月5日、中1週で迎えた30戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で妹尾浩一朗騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた31戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は阿部基嗣騎手（6戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月27日、連闘で迎えた32戦目は、まおうさん誕生日特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は西森将司騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた33戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は阿部基嗣騎手（7戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた34戦目は、風岡山本映像最高特別（高知ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部基嗣騎手（8戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るナイルローズを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って久しぶりに勝利を挙げた。