ヒルノリスボン（2013年生、母ウェルカムフラワー）

ヒルノリスボン（2013年3月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ポルトガルの地名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時15歳）と交配したウェルカムフラワーが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は酒井秀紀。戦績は、中央平地3戦0勝、地方20戦4勝2着8回。主な勝ち鞍は2017年の一般C6。

経歴

デビュー前

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

3月6日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

7月2日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に敗れた。

9月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

11月7日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、一般C30（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったケットシーに詰め切れず、約12馬身差の2着となった。

11月21日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の一般C32（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず3着に敗れた。

12月9日、中2週で迎えた6戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

12月28日、中2週で迎えた7戦目は、一般C30（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で筒井勇介騎手（3戦0勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

4歳（2017年）

1月23日、中3週で迎えた8戦目は、笠松ワンダーカップ（笠松ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で筒井勇介騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したホークアイを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

2月6日、中1週で迎えた9戦目は、一般C27（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で筒井勇介騎手（5戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったパープルスクエアに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月20日、中1週で迎えた10戦目は、一般C27（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で筒井勇介騎手（6戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったノスケローズに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月8日、中1週で迎えた11戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で筒井勇介騎手（7戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したシルバークィーンを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月22日、中1週で迎えた12戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で筒井勇介騎手（8戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のフランチェスコをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

4月5日、中1週で迎えた13戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、吉野桜特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したセグレートにクビ差届かず2着となった。

4月24日、中2週で迎えた14戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（9戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったヴァイパーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月10日、中1週で迎えた15戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（10戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のコイシグレに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月30日、中6週で迎えた16戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、焼岳賞（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた17戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、一般C10 13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったヤマニンゲイナーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月3日、中2週で迎えた18戦目は、羽島JC50周年記念直前（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（11戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のルエールダルジャンに2馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

8月18日、中1週で迎えた19戦目は、アカシア特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（12戦3勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

8月28日、中0週で迎えた20戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般C8（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた21戦目は、一般C8（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（13戦3勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた22戦目は、一般C8（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（14戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた23戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（15戦3勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスーリーズを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目を奪取した。