イブキダイカザン（1988年生、母グスタースピード）

イブキダイカザン（1988年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のクラウンドプリンス（当時19歳）と交配したグスタースピードが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はヤマオカ牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、中央障害5戦0勝、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は1992年の一般C2。

経歴

デビュー前

内藤繁春厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

6月8日、デビュー戦は溝橋秀吉騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた2戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1000m 雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

8月25日、連闘で迎えた7戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は溝橋秀吉騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた9戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（5戦0勝）。5頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた10戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（6戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた11戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（7戦0勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（8戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（9戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4歳（1992年）

2月1日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、矢野久美騎手を鞍上に迎えて、一般C2（中津ダート1300m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルグローリーに7馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月11日、中0週で迎えた15戦目は、一般C2（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野久美騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。競走中止となった。