エヴァートリニティ（2008年生、母エバープレゼント）

エヴァートリニティ（2008年2月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「いつも＋三位一体」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時11歳）と交配したエバープレゼントが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンダム牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方20戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年のC級チャンピオン(一般C1)。

経歴

デビュー前

南井克巳厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

4月30日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。18頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、6着に入り込んだ。

5月28日、中3週で迎えた2戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

6月11日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

4歳（2012年）

1月24日、約7か月半の休養明けで迎えた4戦目は、湯前良人騎手を鞍上に迎えて、一般C23（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったソユーズに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

2月17日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の一般C22（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で湯前良人騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のキャットウォークに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月1日、中1週で迎えた6戦目は、桃花特別（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で湯前良人騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた7戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で湯前良人騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のフジノシルキーに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月26日、中1週で迎えた8戦目は、ヒヤシンス特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で湯前良人騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

4月2日、連闘で迎えた9戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で湯前良人騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

4月23日、中2週で迎えた10戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C9（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のリックトウハートに3馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

5月10日、中1週で迎えた11戦目は、夏木立特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は湯前良人騎手（6戦2勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

7月11日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で湯前良人騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って6着に敗れた。

8月16日、中4週で迎えた13戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で湯前良人騎手（8戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったリコーロデムに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

8月31日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で湯前良人騎手（9戦2勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

9月13日、中1週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた15戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で湯前良人騎手（10戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた16戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で湯前良人騎手（11戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るビーラヴリーを目の覚めるような末脚で半馬身差し切って4勝目を掴み取った。

10月25日、中1週で迎えた17戦目は、C級チャンピオン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で湯前良人騎手（12戦3勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のシャトープレンティをクビ差振り切って5勝目を奪取した。

11月19日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた18戦目は、笠松競馬を愛する男たち杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で湯前良人騎手（13戦4勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた19戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で湯前良人騎手（14戦4勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた20戦目は、かさオク・サンクス賞（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で湯前良人騎手（15戦4勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

5歳（2013年）

3月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、一般B5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で湯前良人騎手（16戦4勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

4月12日、中3週で迎えた22戦目は、山下雅之騎手を鞍上に迎えて、奈良津桜賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

5月16日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、小瀬賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は湯前良人騎手（17戦4勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。