ダノンチャコ（2010年生、母Fortunate Event）

ダノンチャコ（2010年3月22日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時10歳）と交配したFortunate Eventが9歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方12戦1勝2着6回。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上C2一。

経歴

デビュー前

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

12月1日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は500kg。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1800m 雨/重）に出走。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

3歳（2013年）

2月10日、中7週で迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

3月16日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

6月30日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、アスターフレンチに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

7月14日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

4歳（2014年）

2月13日、約7か月の休養明けで迎えた8戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

3月6日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、ハギノシンシアに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月25日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したノアパワフルを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月7日、約4か月半の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、トリプルスリーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月22日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったマンハッタンブーケに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月11日、中2週で迎えた13戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のプレシャスエリーに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月23日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったバレーナボスに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

11月14日、中2週で迎えた16戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく9着に敗れた。

12月11日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

5歳（2015年）

1月14日、中4週で迎えた18戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、まんさく賞（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は杉浦健太騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、ツバキに交わされて2馬身差の2着となった。