ハギノリアリスト（1994年生、母ハーモニカ）

ハギノリアリスト（1994年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルシヤダイ（当時15歳）と交配したハーモニカが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）平成ファーム。戦績は、中央平地14戦0勝2着1回、地方19戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は1998年の4歳以上C1。

経歴

デビュー前

須貝彦三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

2月23日、デビュー戦は須貝尚介騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

4月19日、中7週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

4月27日、連闘で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、6着に終わった。

8月24日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で須貝尚介騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

9月14日、中2週で迎えた5戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で上野清章騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた7戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。端に立つ形となり、スローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は上野清章騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、セイフクエセルに半馬身交わされて2着となった。

11月8日、連闘で迎えた9戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野清章騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

11月16日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の福島放送賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上野清章騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で上野清章騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

4歳（1998年）

3月22日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

3月29日、連闘で迎えた13戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

6月20日、中9週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた15戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のピアニストに8馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月6日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキャニオンスノウに7馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月25日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で北村欣也騎手（2戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のモニカズメモリーに6馬身の差をつけて3勝目を収める

8月13日、中2週で迎えた18戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカガノヒーローに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月30日、中1週で迎えた19戦目は、土井道隆騎手を鞍上に迎えて、佐賀競馬ジョッキーズグランプリ第2戦（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したレインボーシンガーを捕まえ切れず、7馬身差の2着に敗北した。

9月20日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は北村欣也騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るレインボーターフを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

10月5日、中1週で迎えた21戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（4戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた22戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村欣也騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

5歳（1999年）

1月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村欣也騎手（6戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたキョウワハリケーン決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

1月17日、連闘で迎えた24戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北村欣也騎手（7戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で北村欣也騎手（8戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

2月14日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月10日、中5週で迎えた28戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は北村欣也騎手（9戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は北村欣也騎手（10戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のホリノヒビキに3馬身1/4の差をつけて1位に入線したが、その後失格となった。

6月5日、中1週で迎えた31戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、トシノライデンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月27日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は吉田順治騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は北村欣也騎手（11戦4勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサンケリーを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。