オトコノロマン（2004年生、母サウンド）

オトコノロマン（2004年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「男のロマン」。毛色は芦毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時16歳）と交配したサウンドが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地8戦0勝、地方6戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の3歳。

経歴

デビュー前

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

7月9日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は502kg。18頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では目立つような脚を使えず18着に敗れた。

9月24日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

11月26日、中8週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

3歳（2007年）

1月7日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 雪/稍重）に出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入った。

1月20日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

6月10日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた7戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 小雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に敗れた。

7月22日、中5週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は上村洋行騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

9月13日、中7週で迎えた9戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったクリスタルストーンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月25日、中1週で迎えた10戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の萩特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は藤江渉騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

11月5日、中3週で迎えた12戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタイムブレイカーを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2008年）

1月2日、中7週で迎えた13戦目は、一般C2五六七（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は山田信大騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、マイスペースに交わされて2馬身差の2着となった。

5月20日、約4か月半の休養明けで迎えた14戦目は、一般C2四五（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は藤江渉騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。