イチゴミルフィーユ（2016年生、母ホシノメガミ）

イチゴミルフィーユ（2016年5月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「苺のミルフィーユ」。毛色は鹿毛。種牡馬のヨハネスブルグ（当時17歳）と交配したホシノメガミが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は林孝輝。戦績は、中央平地4戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2019年の3歳以上1勝クラス(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、林孝輝から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって453.6万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、保坂和孝によって1,080万円で落札された。

林徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

7月7日、デビュー戦は伊藤工真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は442kg。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では途轍もない末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のナムラカメタローに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月22日、中1週で迎えた2戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

10月21日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、2歳500万下のくるみ賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したウィンターリリーを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

11月17日、中3週で迎えた4戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

3歳（2019年）

1月19日、中8週で迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（3戦1勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

5月5日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5月26日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

8月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラスの新発田城特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で伊藤工真騎手（6戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

9月8日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤工真騎手（7戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエリンアクトレスに1馬身1/4の差をつけて2勝目を獲得した。

10月5日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で伊藤工真騎手（8戦2勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

4歳（2020年）

1月19日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で伊藤工真騎手（9戦2勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた13戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

2月22日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（10戦2勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

4月25日、中8週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの府中特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（11戦2勝）。17頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

6月27日、中8週で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラスの清里特別（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（12戦2勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

2020年7月3日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

8月19日、中7週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた17戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、オリオンビール賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

9月11日、中2週で迎えた18戦目は、東京中日スポーツ賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

9月20日、連闘で迎えた19戦目は、爽籟賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

11月19日、中8週で迎えた20戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定オープンのシンデレラマイルトライアル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた21戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、麻布賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

2020年12月15日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。