フォーハンドレッド（2014年生、母ラグジャリークラス）

フォーハンドレッド（2014年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「富裕層。父名、母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時20歳）と交配したラグジャリークラスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。主な勝ち鞍は2018年の釧路湿原特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

10月30日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月27日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

12月25日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

3歳（2017年）

1月22日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

4月23日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったホッコーライデンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5月21日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のチェリートリトンに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

6月17日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、4着に入った。

10月9日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のマナツノヨノユメに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

10月29日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の三峰山特別（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で大野拓弥騎手（4戦2勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

12月16日、中6週で迎えた10戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の赤穂特別（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

4歳（2018年）

1月14日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（5戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

8月4日、約6か月半の休み明けで迎えた12戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のアシャカリブラに5馬身の差をつけて久々の一戦を制した。

9月2日、中3週で迎えた13戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の釧路湿原特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のヴォカツィオーネに1馬身3/4の差をつけて4勝目をつかんだ。

10月14日、中5週で迎えた14戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の赤富士ステークス（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

5歳（2019年）

5月4日、約6か月半の休み明けで迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の立夏ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（6戦2勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

5月26日、中2週で迎えた16戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の東大路ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

7月20日、中7週で迎えた17戦目は、3歳以上3勝クラスの安達太良ステークス（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（7戦2勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上3勝クラスの柳都ステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（8戦2勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

2019年8月16日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月16日、中8週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた19戦目は、吉井章騎手を鞍上に迎えて、S2のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に敗れた。

11月12日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた20戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、ノベンバー賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた21戦目は、冬霞賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

12月25日、中2週で迎えた22戦目は、金盃トライアル（大井ダート2400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

6歳（2020年）

2月5日、中5週で迎えた23戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、フェブラリー賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた24戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、ピスケス賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた25戦目は、ブリリアントカップトライアル（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は町田直希騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

8月17日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた26戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、ミッドサマー賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた27戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、長月の大井もSPAT4賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

10月7日、中3週で迎えた28戦目は、日本は、楽しむことをおそれるな。賞（大井ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後はバテてしまい14着に終わった。

11月2日、中3週で迎えた29戦目は、いよいよ明日はJBC賞（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた30戦目は、日米フレンドシップ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

12月10日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、麻布賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた32戦目は、ラストトゥインクル賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で今野忠成騎手（5戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

7歳（2021年）

1月19日、中2週で迎えた33戦目は、初富士賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は吉井章騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

1月29日、中0週で迎えた34戦目は、初春月特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

2021年2月16日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。