ウインエーデル（2020年生、母コスモプラチナ）

ウインエーデル（2020年3月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+気高い、高貴な、気品のある(独)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリオンディーズ（当時7歳）と交配したコスモプラチナが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はコスモヴューファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

吉田直弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

8月20日、デビュー戦は角田大和騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。馬体重は434kg。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月2日、中5週で迎えた2戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したメランポジュームを差し切れず、1馬身差の2着となった。

10月29日、中3週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月27日、中3週で迎えた4戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた5戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたハッピーパンニャ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

3歳（2023年）

3月25日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したシステムリブートを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月16日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月2日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のローブドゥマリエに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月1日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたアルナージェイン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月22日、中2週で迎えた10戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの柏崎特別（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のシルヴァーデュークをアタマ差振り切って2勝目を収める

12月16日、中7週で迎えた11戦目は、L.L.モリス騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの甲東特別（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

4歳（2024年）

4月7日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では稲妻のようなを繰り出し、3着に入り込んだ。

5月11日、中4週で迎えた13戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの国分寺特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のロジシルバーを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

8月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの新潟日報賞（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

11月10日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上3勝クラスのユートピアステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のホウオウラスカーズに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。