トーアオリヒメ（1995年生、母トーアマイヒメ）

トーアオリヒメ（1995年6月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラシアンルーブル（当時15歳）と交配したトーアマイヒメが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道虻田郡豊浦町、生産者は（有）トーア牧場。戦績は、地方31戦4勝。主な勝ち鞍は1999年のいさり火特別(一般C2三)。

経歴

デビュー前

佐藤順次厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1997年）

11月19日、デビュー戦は佐藤正晃騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は441kg。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた2戦目は、佐々木竹見騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月30日、中2週で迎えた3戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。

3歳（1998年）

1月19日、中2週で迎えた4戦目は、4歳（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は佐々木竹見騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

2月20日、中4週で迎えた5戦目は、4歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木竹見騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

3月12日、中2週で迎えた6戦目は、4歳（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木竹見騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るハナブサンサクラをアタマ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

3月26日、中1週で迎えた7戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木竹見騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた8戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木竹見騎手（5戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた9戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木竹見騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

5月12日、中1週で迎えた10戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木竹見騎手（7戦1勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた11戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐々木竹見騎手（8戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

4歳（1999年）

2月11日、約8か月半の休み明けで迎えた12戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のウエディングベルに1馬身の差をつけて久しぶりの実戦を制した。

2月27日、中1週で迎えた13戦目は、珊瑚特別（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3月22日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、滝野川特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に敗れた。

5月6日、中5週で迎えた15戦目は、こぐま座特別（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木啓之騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず12着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた16戦目は、町屋特別（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐々木竹見騎手（9戦1勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

6月23日、中3週で迎えた17戦目は、さざなみ特別（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、4着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定のハンデ戦の織姫特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（5戦1勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、4着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた19戦目は、いさり火特別（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（6戦1勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のゴールドケンシンに2馬身の差をつけて3勝目を手にした。

8月13日、中2週で迎えた20戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木啓之騎手（7戦2勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るアローペガサスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

5歳（2000年）

1月8日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた21戦目は、久保勇一騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五六（大井ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1四五（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保勇一騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

3月1日、中3週で迎えた23戦目は、一般C1四（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保勇一騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた24戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず4着に終わった。

4月15日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般B3 C1（大井ダート1500m 内回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

5月20日、中4週で迎えた26戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、草笛特別（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（8戦3勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた28戦目は、りゅう座特別（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（9戦3勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた29戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（10戦3勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月22日、中1週で迎えた30戦目は、さそり座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木啓之騎手（11戦3勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

8月16日、中3週で迎えた31戦目は、葛飾区特別（大井ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木啓之騎手（12戦3勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。