セイフクスター（1990年生、母スターレン）

セイフクスター（1990年5月17日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のイチトクオー（当時11歳）と交配したスターレンが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は宮城県、生産者は千葉昭。戦績は、中央平地11戦3勝2着1回、地方17戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1992年のアラ系3歳オープン。

経歴

デビュー前

秋山雅一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1992年）

6月20日、デビュー戦は塚越一弘騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は388kg。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚越一弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で塚越一弘騎手（2戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず3着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（新潟ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアタゴドリームに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月22日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい4着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた6戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウイジンオーに6馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月19日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系3歳オープン（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい7着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず最後はハナブサパールと並んで4着同着となった。

10月18日、中1週で迎えた9戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳400万下のアラブ3歳特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

11月15日、中3週で迎えた10戦目は、アラ系3歳400万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のショウブパワーに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

12月12日、中3週で迎えた11戦目は、アラ系3歳オープン（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂本勝美騎手（2戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキングタートルを上がり1位タイの末脚でハナ差だけ差し切って勝利をモノにする

3歳（1993年）

2月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、足立区特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月5日、中5週で迎えた13戦目は、アラ系一般B2 C1一（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。4着を確保した。

4月12日、連闘で迎えた14戦目は、千代田区特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月7日、中3週で迎えた15戦目は、3歳戦の千鳥賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた16戦目は、サマースプリント特別（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月29日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、駒形特別（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（5戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったテツノレヴューから1馬身差の2着に敗北した。

7月27日、中3週で迎えた18戦目は、ふみづき特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（6戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月8日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、下呂特別（笠松ダート1800m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、坂口重政騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B2イ（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月13日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた21戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B2イ（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた22戦目は、アラ系一般B2ロ（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったハツタドリームから2馬身差の2着となった。

4歳（1994年）

1月10日、中0週で迎えた23戦目は、福寿草特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた24戦目は、アラ系一般B2イ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月22日、中3週で迎えた25戦目は、アラ系一般B1 B2（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のニシノアラシに2馬身半の差をつけて4勝目を収める

3月14日、中2週で迎えた26戦目は、つくし特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のツツミトウザイに1馬身半の差をつけて5勝目を掴み取った。

4月5日、中2週で迎えた27戦目は、吉野桜特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のミズホエルシドに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4月28日、中2週で迎えた28戦目は、れんげ特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。9着に敗れた。