メジロクロビシ（2008年生、母メジロスノーシュー）

メジロクロビシ（2008年2月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋黒菱山（新潟県）」。毛色は青毛。種牡馬のアドマイヤマックス（当時9歳）と交配したメジロスノーシューが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者は（有）メジロ牧場。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方9戦3勝。主な勝ち鞍は2012年の一般C2三。

経歴

デビュー前

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

1月22日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

3月20日、中7週で迎えた2戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

5月8日、中6週で迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

6月19日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ユーディドイットに交わされて3馬身半差の2着となった。

7月10日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

10月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

4歳（2012年）

2月16日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

3月9日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦の4歳C3（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

3月29日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた9戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のトゥルーボーンに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月10日、中1週で迎えた10戦目は、なかのと桜まつり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のナムラバンケットに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

4月22日、中1週で迎えた11戦目は、一般B3三（金沢ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で平瀬城久騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた12戦目は、東日本大震災復興支援（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で平瀬城久騎手（3戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のカズノキセキをクビ差振り切って圧倒的人気に応えた。

5月20日、中1週で迎えた13戦目は、一般B3二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で平瀬城久騎手（4戦3勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

6月3日、中1週で迎えた14戦目は、一般B3二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で平瀬城久騎手（5戦3勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた15戦目は、門別町特産グリーンアスパラ賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で平瀬城久騎手（6戦3勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。