ナムラバンケット（2008年生、母スーティー）

ナムラバンケット（2008年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋酒盛り」。毛色は青鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時7歳）と交配したスーティーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方33戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の一般B2二。

経歴

デビュー前

福島信晴厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

11月28日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず12着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた2戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

3歳（2011年）

1月5日、中1週で迎えた3戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた4戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

8月20日、約7か月の休み明けで迎えた5戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 雨/良）に出走。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月9日、中3週で迎えた7戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の侑加12歳なりたて記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた8戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のサラブレッド大賞典（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2二（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のカガビジンに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月29日、中1週で迎えた10戦目は、一般B4二（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた11戦目は、新冠町開町130周年記念特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた12戦目は、B4級チャンピオン（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で葛山晃平騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。

4歳（2012年）

3月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、酔って車に乗らないで代行杯（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた14戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、なかのと桜まつり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったメジロクロビシに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4月24日、中1週で迎えた15戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、一般B4三（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

5月8日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、東日本大震災復興支援（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

5月22日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた17戦目は、若葉まつり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で平瀬城久騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

6月19日、中3週で迎えた18戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、東日本大震災復興支援（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

8月5日、中6週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた19戦目は、川添明弘騎手を鞍上に迎えて、一般B4二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

8月21日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた20戦目は、ぐず焼まつり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた21戦目は、一般B4二（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のネイビーウッドを半馬身振り切って2勝目を収める

9月16日、中1週で迎えた22戦目は、予想情報満載オッズパーク賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のハコダテイチバンを3/4馬身振り切って3勝目を収める

10月2日、中1週で迎えた23戦目は、日本トーターカップ（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた24戦目は、一般B3二（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田晃浩騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアドマイヤアクアを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

11月6日、中2週で迎えた25戦目は、一般B2二（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田晃浩騎手（6戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るナムラヒーローを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って勝利をモノにする

11月25日、中2週で迎えた26戦目は、武家屋敷薦かけ特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は平瀬城久騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月4日、連闘で迎えた27戦目は、一般B2二（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（7戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた28戦目は、温泉感謝祭特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（8戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

5歳（2013年）

3月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた29戦目は、芸の息吹特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた30戦目は、北陸街道さくらまつり特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（9戦4勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず3着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた31戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、いしかわ動物園ふれあいまつり特別（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた32戦目は、青柏祭特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（10戦4勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた33戦目は、和史&尚子ウェディング記念（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（11戦4勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

5月26日、中1週で迎えた34戦目は、オートモビルミーティング特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（12戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月23日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた35戦目は、金沢芸妓お稽古見学特別（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（13戦4勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた36戦目は、テルメ金沢千円カットペロ杯（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は畑中信司騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた37戦目は、祝結婚将仁★友子らぶらぶ杯（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（14戦4勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた38戦目は、一般B1二（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は畑中信司騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた39戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（15戦4勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手が足りず4着に終わった。