トウカイビクトリー（1998年生、母トウカイナチユラル）

トウカイビクトリー（1998年6月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時12歳）と交配したトウカイナチユラルが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）長浜牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方15戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2004年の4歳以上C9-2。

経歴

デビュー前

松元省一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

6月17日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

7月28日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

9月2日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。18頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

5歳（2003年）

6月22日、約22か月の休み明けで迎えた5戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

6月29日、連闘で迎えた6戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の湯川特別（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

8月14日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、一般C5イ（上山ダート1250m 小雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月2日、中2週で迎えた8戦目は、五十嵐恭平騎手を鞍上に迎えて、一般C5ハ（上山ダート1250m 晴/不良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた9戦目は、一般C5ハ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐恭平騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったニシノカドモスから2馬身差の2着に敗北した。

9月28日、中1週で迎えた10戦目は、中島誠一郎記念（上山ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐恭平騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のヤシチに半馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月14日、中1週で迎えた11戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、安くて!うまい!御食事処若駒記念（上山ダート1300m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったジェニティリスからクビ差の2着に甘んじた。

10月28日、中1週で迎えた12戦目は、明ちゃんとお馬の仲間たち（上山ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は五十嵐恭平騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた13戦目は、佐藤喜志夫戯曲集出版記念（上山ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は板垣吉則騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のオモイデをアタマ差制して2勝目を掴み取った。

6歳（2004年）

3月23日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた14戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-1（姫路ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C1-2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小谷周平騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

4月22日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、米田幸治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C9-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るナムラファンタジーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて3勝目を挙げた。

5月4日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C9-2（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で米田幸治騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のヴァレノワールをクビ差振り切って4勝目を獲得した。

5月20日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C7-3（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は小谷周平騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

6月17日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上C7-3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は米田幸治騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月14日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上C8-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米田幸治騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

8月10日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上C8-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小谷周平騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたユメツクシ決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。