ルスナイスピリット（1998年生、母タカノプリマ）

ルスナイスピリット（1998年5月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のラストタイクーン（当時15歳）と交配したタカノプリマが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）高昭牧場。戦績は、中央平地27戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2001年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

飯田明弘厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

2月4日、デビュー戦は飯田祐史騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は468kg。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

2月17日、中1週で迎えた2戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

4月1日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

4月21日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（3戦0勝）。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

5月6日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（4戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて18番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

5月26日、中2週で迎えた7戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

6月24日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（5戦0勝）。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

8月4日、中5週で迎えた9戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るシンシアナガールを上がり1位タイの末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

8月19日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、田中亮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（6戦0勝）。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、6着に終わった。

4歳（2002年）

1月20日、約4か月半の休み明けで迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（7戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

2月10日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上500万下の小石原特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は畑端省吾騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

3月10日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で畑端省吾騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず15着に敗れた。

3月30日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で畑端省吾騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

5月12日、中5週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で畑端省吾騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

11月16日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（8戦0勝）。18頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（9戦0勝）。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に敗れた。

12月22日、中2週で迎えた19戦目は、山田和広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

5歳（2003年）

1月6日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（10戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は畑端省吾騎手（5戦0勝）。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したスカイクレイバーにクビ差届かず2着となった。

2月8日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の小石原特別（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で畑端省吾騎手（6戦0勝）。18頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、5着に終わった。

3月8日、中3週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の岡崎特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で畑端省吾騎手（7戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったウォルトンクイーンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4月5日、中3週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で畑端省吾騎手（8戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に敗れた。

5月3日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で畑端省吾騎手（9戦0勝）。18頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、5着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で畑端省吾騎手（10戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月15日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で畑端省吾騎手（11戦0勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。