アドマイヤプリンス（2007年生、母プロモーション）

アドマイヤプリンス（2007年5月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋王子」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時9歳）と交配したプロモーションが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地13戦3勝、地方20戦0勝。主な勝ち鞍は2010年の三木特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

松田博資厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

10月31日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るシーキングフェイムを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月28日、中3週で迎えた2戦目は、2歳オープンの京都2歳ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦1勝）。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず4着に敗れた。

12月26日、中3週で迎えた3戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、2歳G3のラジオNIKKEI杯2歳ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

3歳（2010年）

5月23日、約5か月の休み明けで迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の白藤賞（京都芝1800m 外回り雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアスカトップレディに6馬身の差をつけて久方ぶりの一戦を制した。

6月20日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上1000万下の三木特別（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のクレバートウショウをクビ差振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

4歳（2011年）

10月30日、約16か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の精進湖特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

11月26日、中3週で迎えた7戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

12月24日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の摂津特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（2戦2勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

5歳（2012年）

5月5日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の六波羅特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

6月3日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた10戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の三木特別（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

11月4日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の近江特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

11月17日、中1週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り雨/不良）に出走。17頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では鋭い脚を使えず17着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

6歳（2013年）

1月6日、中4週で馬体重を前走から41kg増やして迎えた14戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、九州オールカマー（佐賀ダート2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

1月20日、中1週で馬体重を前走から23kg絞って迎えた15戦目は、銀嶺賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた16戦目は、つばき賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で川島拓騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた17戦目は、鏡山特別（佐賀ダート2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で川島拓騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

3月23日、中3週で迎えた18戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の松浦川賞（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

4月20日、中3週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた19戦目は、地方重賞の六角川賞（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

5月4日、中1週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた20戦目は、菊池川特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長田進仁騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

5月19日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた21戦目は、錦江湾特別（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で長田進仁騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

5月31日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた22戦目は、北山湖特別（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で長田進仁騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

6月15日、中1週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた23戦目は、3歳以上A1 A2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で長田進仁騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた24戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の遠賀川賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた25戦目は、大分川特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は長田進仁騎手（6戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた26戦目は、地方重賞の大村湾賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（7戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

8月16日、中2週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた27戦目は、大淀川特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は小松丈二騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

11月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた28戦目は、地方重賞の周防灘賞（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は川島拓騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた29戦目は、地方重賞の韓国岳賞（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた30戦目は、小山紗知伽騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の中島記念（佐賀ダート2000m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

7歳（2014年）

1月2日、中0週で迎えた31戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 27（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

1月13日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上C2 36（佐賀ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

1月19日、連闘で迎えた33戦目は、4歳以上C2-30（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。