アイアムザラッキー（1997年生、母レーンベルベル）

アイアムザラッキー（1997年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のクリスタルグリツターズ（当時17歳）と交配したレーンベルベルが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は貞広賢治。戦績は、中央平地20戦2勝、中央障害7戦0勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2000年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、貞広賢治から「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場され、主取によって円で落札された。1歳のとき、貞広賢治から「北海道7月特別市場サラブレッド2歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって787.5万円で落札された。

高市圭二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

2月6日、デビュー戦は鹿戸雄一騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1600m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた3戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

5月6日、中7週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

6月1日、中3週で迎えた5戦目は、F.サンチェス騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のマルチエース特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月10日、連闘で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でF.サンチェス騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でF.サンチェス騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月22日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続でF.サンチェス騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタイキデスペラードを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月13日、中2週で迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/重）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

9月9日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のキネティックアートに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（2001年）

1月6日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

2月10日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の大島特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の両国特別（中山芝1800m 曇/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の穂高特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（5戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく10着に終わった。

6月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、3歳以上500万下の湯川特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鹿戸雄一騎手（6戦0勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の北洋特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鹿戸雄一騎手（7戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた17戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた18戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

10月28日、中9週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた19戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 雨/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた20戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

12月16日、中4週で迎えた21戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

5歳（2002年）

4月7日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、菊池憲太騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた23戦目は、三浦堅治騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で三浦堅治騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で三浦堅治騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月29日、中3週で迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で三浦堅治騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったアサクサゴロゴロから1馬身半差の2着に敗北した。

7月13日、中1週で迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で三浦堅治騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月11日、中3週で迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で三浦堅治騎手（5戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。10着に敗れた。