ウエスタンプリンス（1998年生、母ウエスタンドリーム）

ウエスタンプリンス（1998年4月8日）は、日本の競走馬。毛色は芦毛。種牡馬のアフリート（当時14歳）と交配したウエスタンドリームが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）北西牧場。戦績は、中央平地18戦1勝2着3回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は2001年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

秋山雅一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

10月7日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。17頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、6着に終わった。

12月17日、中9週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

3歳（2001年）

2月24日、中9週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入った。

3月10日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋司騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮戦したが、オジジアンボーイに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月21日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で郷原洋司騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

8月12日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で郷原洋司騎手（6戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテンケイに8馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

12月1日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で郷原洋司騎手（7戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

4歳（2002年）

1月12日、中5週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で郷原洋司騎手（8戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で郷原洋司騎手（9戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したカツヨスパイラルを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

6月16日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で郷原洋司騎手（10戦1勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。

7月27日、中5週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で郷原洋司騎手（11戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で郷原洋司騎手（12戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に敗れた。

11月24日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で郷原洋司騎手（13戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、極端なハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで止まることなく走り抜いたが、プレシャスカフェに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月14日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で郷原洋司騎手（14戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

5歳（2003年）

9月20日、約9か月半の休養明けで迎えた16戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に敗れた。

11月9日、中6週で迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。12着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

6歳（2004年）

3月21日、約4か月の休み明けで迎えた19戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

3月28日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。