オールナイトボーイ（2007年生、母モンシェリー）

オールナイトボーイ（2007年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスマートボーイ（当時12歳）と交配したモンシェリーが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、地方8戦2勝2着2回。2010年のフサイチコンコルド賞に勝利した他、2009年のシニスターミニスター賞で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

米川昇厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2009年）

5月28日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は438kg。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったオノユウに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

6月3日、連闘で迎えた2戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のルーキーチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のプライズデイに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月14日、中5週で迎えた3戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのシニスターミニスター賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、プリマビスティーに交わされて1馬身差の2着となった。

8月12日、中3週で迎えた4戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のイノセントカップ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず5着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は永島太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンのザール賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

3歳（2010年）

4月29日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた7戦目は、3歳地方重賞の北斗盃（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい9着に終わった。

5月12日、中1週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた8戦目は、3歳オープンのフサイチコンコルド賞（門別ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤正弘騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のベルリオーズに1馬身半の差をつけて制した。