ベルスリーブ（2005年生、母バーシャ）

ベルスリーブ（2005年2月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「袖口が広く全体が鐘のような形をした袖のこと」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時6歳）と交配したバーシャが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地19戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,600万円（40万×40口）で一口馬主が募集された。

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

1月27日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたエンジェルクィーン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

3月9日、中2週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鬼脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のウインクを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

8月10日、約5か月の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るイントゥザライトを上がり2位の末脚でハナ差だけ差し切って久しぶりの実戦を制した。

4歳（2009年）

4月12日、約8か月の休養明けで迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

10月24日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい8着に敗れた。

5歳（2010年）

1月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマルチメトリックをクビ差振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

2月6日、中3週で迎えた8戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

3月27日、中6週で迎えた9戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の利根川特別（中山ダート1800m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

4月11日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

6月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の竜飛崎特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

8月1日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の檜山特別（函館ダート1700m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、3着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた13戦目は、D.ホワイト騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の大倉山特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

9月20日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の道新スポーツ賞（札幌芝1800m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた15戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のライラック賞（札幌芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

12月12日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の舞浜特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6歳（2011年）

1月16日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の初凪賞（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

2月26日、中5週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

3月19日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は横山典弘騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、5着に終わった。