スパニッシュアート（2017年生、母スパニッシュクイーン）

スパニッシュアート（2017年1月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「スペインの芸術。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフェノーメノ（当時8歳）と交配したスパニッシュクイーンが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上1勝クラス(牝)。

経歴

デビュー前

Ｇ１サラブレッドクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

8月18日、デビュー戦は武藤雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は418kg。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

9月22日、中4週で迎えた2戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

10月20日、中3週で迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

11月17日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。17頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

3歳（2020年）

8月15日、約9か月の休み明けで迎えた5戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したローズパルファンを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

9月5日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、4着に終わった。

10月18日、中5週で迎えた7戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月24日、連闘で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたハギノアップロード決め手に屈して半馬身差の2着となった。

11月14日、中2週で迎えた9戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（2021年）

4月11日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は菊沢一樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったユースフルラヴにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

4月25日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のモノポリーアイズをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

7月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

10月16日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（5戦1勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく11着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（6戦1勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

12月5日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢一樹騎手（7戦1勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で菊沢一樹騎手（8戦1勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

5歳（2022年）

5月14日、約5か月の休み明けで迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で菊沢一樹騎手（9戦1勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた19戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

10月15日、約4か月半の休み明けで迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート2500m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（10戦1勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（11戦1勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた22戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

2022年12月7日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。