ハギノアップロード（2016年生、母ウェイクアップマギー）

ハギノアップロード（2016年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+アップロード(インターネット用語)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時15歳）と交配したウェイクアップマギーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2018年のコスモス賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、日隈良江によって2,052万円で落札された。

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

7月29日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

8月11日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

9月17日、中4週で迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったクオンタムシフトに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月4日、中3週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のミッキーバディーラに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2019年）

1月5日、中4週で迎えた7戦目は、3歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（3戦1勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったロジャーバローズに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

2月3日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下のゆりかもめ賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で福永祐一騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

11月10日、約9か月半の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で福永祐一騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

12月14日、中4週で迎えた10戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝2200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

4歳（2020年）

1月13日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、4着に終わった。

2月9日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

3月1日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラスの茶臼山高原特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったハンターバレーにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。

3月14日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラスの熱田特別（中京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

10月24日、約7か月半の休養明けで迎えた15戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスパニッシュアートを半馬身振り切って久方ぶりの実戦を物にした。

11月23日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラスの猪名川特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた17戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの境港特別（阪神芝2400m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

5歳（2021年）

10月10日、約10か月の休み明けで迎えた18戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの三田特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。