クオンタムシフト（2016年生、母セレブリティモデル）

クオンタムシフト（2016年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「飛躍的な変化」。毛色は鹿毛。種牡馬のタートルボウル（当時14歳）と交配したセレブリティモデルが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2020年の障害4歳以上オープン(障害4歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額1,600万円（40万×40口）で一口馬主が募集された。

牧田和弥厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

9月17日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は494kg。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したニホンピロヘンソンを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月6日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のハギノアップロードに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

10月27日、中2週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの萩ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

12月23日、中7週で迎えた4戦目は、2歳500万下の千両賞（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい10着に終わった。

3歳（2019年）

1月12日、中2週で迎えた5戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の白梅賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

4月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下のあずさ賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり6着に終わった。

7月21日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で松若風馬騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に敗れた。

10月13日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg戻して迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で松若風馬騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

11月17日、中4週で迎えた10戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの高湯温泉特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

4歳（2020年）

3月15日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/不良）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のフォワードカフェに2馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。

4月25日、中5週で迎えた12戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝3380m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3380m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。競走中止となった。