ニホンピロヘンソン（2016年生、母ニホンピロアブミ）
Nihonpiro Henson
2016.03.17
ニホンピロヘンソン（2016年3月17日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時9歳）と交配したニホンピロアブミが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は友田牧場。2018年のもみじステークス(オープン)に勝利した他、2022年の白銀争覇(地方重賞)を制するなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
安達昭夫厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2018年）
9月17日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のクオンタムシフトに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。
10月13日、中3週で迎えた2戦目は、2歳オープンのもみじステークス（京都芝1400m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のディープダイバーに1馬身3/4の差をつけて2勝目を掴み取った。
12月16日、中8週で迎えた3戦目は、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（阪神芝1600m 外回り 小雨/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦2勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は脚色が衰えて15着に終わった。
3歳（2019年）
1月6日、中2週で迎えた4戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（3戦2勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。
5月25日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた5戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳重賞の葵ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。
6月29日、中4週で迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのTVh杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。
7月6日、連闘で迎えた7戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの五稜郭ステークス（函館芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。
7月20日、中1週で迎えた8戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。
4歳（2020年）
2月23日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの斑鳩ステークス（京都芝1600m 外回り 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。
3月14日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの心斎橋ステークス（阪神芝1400m 小雨/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に終わった。
4月15日、中4週で迎えた11戦目は、山下雅之騎手を鞍上に迎えて、つつじ特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバレンティーノに6馬身の差をつけて1番人気に応えた。
5月8日、中2週で迎えた12戦目は、かがり火特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下雅之騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したストーミーワンダーに3/4馬身届かず2着に敗北した。
6月18日、中5週で迎えた13戦目は、東海クラウン（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で山下雅之騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
8月13日、中7週で迎えた14戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のくろゆり賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったクインズプルートに詰め切れず、6馬身差の2着となった。
9月25日、中5週で迎えた15戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、パンパスグラスオープン（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場なく3着に敗れた。
11月20日、中7週で迎えた16戦目は、霜月特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
12月31日、中5週で迎えた17戦目は、大晦日特別（笠松ダート1600m 雪/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦0勝）。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のシゲルグリンダイヤに1馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。
5歳（2021年）
9月10日、約8か月半の休み明けで迎えた18戦目は、晩夏特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったガーネットローズを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。
9月24日、中1週で迎えた19戦目は、パンパスグラスオープン（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンイナズマを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて5勝目を奪取した。
10月29日、中4週で迎えた20戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、東海クラウン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したタイセイサクセサーを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。
11月24日、中3週で迎えた21戦目は、地方重賞の笠松グランプリ（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は向山牧騎手（5戦2勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。
6歳（2022年）
1月13日、中6週で迎えた22戦目は、地方重賞の白銀争覇（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のイルティモーネに2馬身半の差をつけて6勝目をゲットした。
3月31日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg減らして迎えた23戦目は、ローダンセマムオープン（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（7戦3勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。
4月14日、中1週で迎えた24戦目は、マグノリアオープン（笠松ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（8戦3勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。
5月12日、中3週で迎えた25戦目は、東海クラウン（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（9戦3勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るインシュラーを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って雨下の一戦を制した。
6月16日、中4週で迎えた26戦目は、地方重賞の飛山濃水杯（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（10戦4勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
7月14日、中3週で迎えた27戦目は、地方重賞のサマーカップ（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（11戦4勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に敗れた。
8月11日、中3週で迎えた28戦目は、地方重賞のくろゆり賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で向山牧騎手（12戦4勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。
9月23日、中5週で迎えた29戦目は、畜産フェア特別（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で向山牧騎手（13戦4勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。
10月21日、中3週で迎えた30戦目は、フォーマルハウトオープン（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で向山牧騎手（14戦4勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。
11月4日、中1週で迎えた31戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、東海クラウン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。
12月15日、中5週で迎えた32戦目は、クリスマスローズオープン（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。
7歳（2023年）
1月13日、中3週で迎えた33戦目は、初見月特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のレイジーウォリアーを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。
5月12日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた34戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、金華山特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。
6月9日、中3週で迎えた35戦目は、恵那峡特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。
11月10日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から29kg増やして迎えた36戦目は、イマージュ賞（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は向山牧騎手（15戦4勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。
11月22日、中1週で迎えた37戦目は、一般A6 B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（16戦4勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。
8歳（2024年）
4月19日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた38戦目は、一般C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。