エイシンイナズマ（2018年生、母トバーン）

エイシンイナズマ（2018年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のエイシンヒカリ（当時7歳）と交配したトバーンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。2021年の菊水賞(地方重賞)で2着に入った他、2021年の兵庫ユースカップ(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

米川昇厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2020年）

5月5日、デビュー戦は石川倭騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスーパーフレッシュチャレンジ1（門別ダート1100m 晴/重）に出走。馬体重は440kg。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

7月1日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、2歳（門別ダート1100m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るエムオーナイナーを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月16日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

8月13日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

11月5日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から7kg戻して迎えた5戦目は、永井孝典騎手を鞍上に迎えて、2歳（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

11月26日、中2週で迎えた6戦目は、2歳（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永井孝典騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシェーンフォレストに3馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

12月24日、中3週で迎えた7戦目は、2歳（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で永井孝典騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のクレモナに1馬身3/4の差をつけて3勝目をマークした。

3歳（2021年）

1月20日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦の鉢伏山特別（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で永井孝典騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったシャルマンシェリーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月18日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦の妙見山特別（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で永井孝典騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったスーパーフェイバーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月4日、中1週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の兵庫ユースカップ（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で永井孝典騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、サラコナンにクビ差交わされて2着に惜敗した。

4月15日、中5週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で永井孝典騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたシェナキング決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6月10日、中7週で迎えた12戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の兵庫ダービー（園田ダート1870m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では電光石火の末脚を披露したが、3着に終わった。

9月24日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、パンパスグラスオープン（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、ニホンピロヘンソンに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

10月11日、中1週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の秋の鞍（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

12月14日、中8週で迎えた15戦目は、西宮えべっさんの酒特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は永井孝典騎手（7戦2勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

4歳（2022年）

1月3日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ地方重賞の新春賞（園田ダート1870m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で永井孝典騎手（8戦2勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

2月3日、中3週で迎えた17戦目は、地方重賞の白鷺賞（姫路ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永井孝典騎手（9戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた18戦目は、和歌山ポークTONTON特別（姫路ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

3月30日、中4週で迎えた19戦目は、薫風特別（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は永井孝典騎手（10戦2勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

5月6日、中4週で迎えた20戦目は、そのだライオンズガバナー記念杯（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永井孝典騎手（11戦2勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着を確保した。

6月3日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上A1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永井孝典騎手（12戦2勝）。5頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に終わった。

6月30日、中3週で迎えた22戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、黄梅特別（園田ダート1870m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って5着に敗れた。